水やりをしていて、いちごの葉っぱに体が触れて、視界の隅で葉っぱがゆらゆら揺れた。
葉っぱが揺れるのと同時に、なにやらワラワラと動いた氣がした。
ん?なんだろう?
と思って、見てみたら。
子クモがいっぱい。
ちょっと揺れると、わ~~、とワラワラ動く。
前日の朝ここには何もいなかったから、前日のうちに産まれたんだ。
卵、氣づかなかった。
小さくて、かわいい。
そして、翌日。
同じ場所を見てみたら。
子クモ達、いない。
一日のうちに旅立ちました。
あのちっちゃな子クモたち、一匹一匹それぞれ行きたいところに行って、それぞれの場所でそれぞれの人生(クモ生)を生きていくんですね。
あんなにたくさんいたけど、同じクモ生を生きる子は一匹もいなくて、みんなそれぞれのクモ生。
迷いなく自分の道を進んでいきました。
人も、迷いなく、自分の人生をまっすぐ生きていったらいいんですよね。
あの子クモたちも地球の循環の一部。
私たち人も地球の循環の一部。
ただまっすぐ自分の人生を生きること。
それが、きっと、地球にとって、すべての存在にとって一番うれしいこと。
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