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宇流冨志禰神社、そして積田神社へ②


鳥居をくぐって最初に出会ったのが、大銀杏。
すごい存在感。

大きい。

びっくり、これまた目が真ん丸。

銀杏は太古の木。

太古から存在の続く木です。

だからこその生命力。

脇から子も育ってました。
木の幹のくぼみに丸い子が。
ピッタリちょうどよく収まったかたつむり。
よくこの場所を見つけたね。

そして、その先にもまた、大銀杏。

2本の大銀杏、紅葉の時期はそれはきれいだろうなぁ。

2本目の大銀杏は幹から小さい小さい銀杏の葉を出していました。

その小さい銀杏の葉を巣にしている小さい虫。

糸を出して中から葉を丸めて、せっせと快適な巣を作っていました。
時折顔が覗くのですが、かわいい。

がんばって。

木と生き物の共存がやさしい。
そして、さらに進んで本殿へ。

本殿の傍にも大きな木。
これは何の木だろう?

立派な根。
本殿でお詣り。

脇に入り、鏡池へ向かいます。

そのとき、ふと、本殿の傍の大きな木は、イチイガシかな、と思いました。

積田神社は春日大社の奥宮。

春日大社のある奈良公園にはとても珍しいイチイガシがたくさん現存しています。

そして、奈良公園の猿沢池とこの後向かう鏡池は水質が同じで、鏡池が濁ると猿沢池も濁ると伝えられています。

春日大社と積田神社の距離はかなりあります。

奈良と三重ですから。

距離の離れている猿沢池と鏡池がつながっている、ということは、ここ積田神社にもイチイガシが生えているかも。

鏡池の周りの木も、イチイガシと思われる木に何本か出会いました。

地のエネルギーは不思議です。

家族で、カメが猿沢池と鏡池を行き来しているかもね、と話していました。

鏡池に向かいます。

鏡池社参拝所の周りの空間の素晴らしいこと。
苔と木漏れ日の空間。

鹿の像が置かれていました。
戦前までは宇流冨志禰神社にも積田神社にも鹿がいたそうです。

春日大社にて鹿は神さまの使い。

茨城県の鹿島神宮から神さまが白鹿に乗って春日大社へ来られたのですが、その途中でここ鏡池に寄られたそうです。

宇流冨志禰神社にも鹿の像が置かれていました。

宇流冨志禰神社の宮司さまのお話しによると、戦時中食べ物がなくなり、鹿を放したそうです。

その後、鹿の像を置いているとのこと。

切ないです。

鏡池に参拝するまでの間、気がつけば誰にも会わなかったなぁ、と。

帰りの道々、参拝に来られた方とすれ違いました。

積田神社も不思議な空間、時空でした。

ここも名張の街の中。

別世界でした。

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